学校と地域を結ぶコンサート in 高鍋町
2022年12月14日(水)、高鍋町立高鍋西小学校にて今年度最後の「学校と地域を結ぶコンサート」が開催されました。
今年は村上三絃道創立50周年ということもあり、例年5会場で開催しているコンサートを7会場に増やして開催させていただきました。
今年もコロナ禍で地域の方をお呼びすることは難しい状況でしたが、地域にゆかりの曲を聴いていただき、地域の良さを再発見する機会をお届けしました。
校長先生が2019年12月に村上三絃道のスクールコンサートを日南市立北郷小中学校で鑑賞されたとのことで、今回のコンサートもとても楽しみにされていて大歓迎してくださいました。
この日はコロナが感染拡大中でしたので、鑑賞くださったのは6年生の88名の皆さんのみとなりました。
6年生は楽しみながら落ち着いた表情でコンサートを盛り上げてくれました。開催できたことに感謝致しております。
高鍋町は日本で最初に孤児院を創設した「児童福祉の父」とも言われている石井十次が誕生した地です。
「石井十次の歌」をリクエストいただきましたので三味線の演奏で披露させていただきました。
歌詞の中に当時の状況や思いが感動的に織り込まれていますので、ご紹介致します。
「石井十次の歌」
1.村の祭に縄の帯 しめたる友をいたわりて
母の手織のつむぎ帯 とりかえやりし少年の
十次の心のびていく
2.巡礼の子を救いたる 医学生、十次医書を焼き
三千の孤児の父となり 神にささげた生涯は
岡山孤児院の名と朽ちず
3.茶臼原の開拓に 労働自活の人づくり
孤児教育の理想郷 築きてここにねむりたる
石井十次は世界の偉人
また高鍋町の名所や名物が歌詞に織り込まれている「高鍋音頭」もありますので、「学校と地域を結ぶ唄」では、「石井十次の歌」と「高鍋音頭」の2曲を演奏させていただきました。
「石井十次の歌」はしっとりと、「高鍋音頭」は手拍子を打ちながら楽しく聞いていただきました。
演奏終了後には代表の方よりお礼の言葉をいただきました。
今日は私たちのために演奏に来てくださり、ありがとうございました。
すごく素敵な音色でずっと聞いていたいなと思いました。
私はピアノを習っているので、皆さんのように人の心を音楽に引き込めるような演奏ができるようになりたいです。
最後になりましたが、コロナが厳しくなってきましたので、お体をご自愛ください。
今日は本当にありがとうございました。
帰る際、家元が校長先生にご挨拶に行くと、学校用と校長先生用と色紙を2枚頼まれました。
心を込めて家元がサインをさせていただきました。
- 今年最後の学校と地域を結ぶコンサートスタートです。
- 先生も一緒に踊ってくださいました。
- チャレンジザ和楽器
- 皆さん上手に弾けました。
- 「太陽じょんがら」
- 村上三絃道のCDをプレゼントしました。
- 皆さんの心に津軽三味線の音色が響き続けますように。
高鍋西小学校の皆様ありがとうございました。
主催:学校と地域を結ぶコンサート実行委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。