スクールコンサート in 佐世保市立鹿町小学校
2022年11月2日(水)、佐世保市立鹿町小学校にて9時50分よりスクールコンサート。
約140年の歴史を誇る鹿町小学校。
山々に囲まれた自然豊かな学校です。
昔から校舎内にある藤の花が有名で、季節になると毎年見事な花をつけ地元の方や子どもたちの目を楽しませているそうです。
コロナウィルス対策のため、子どもたちは体育館に入場した後、大きく間隔をあけ整列し、静かに待っていました。
しっかりと換気をしているので掛け声をかけることもOKをいただきました。
コンサートが始まる前には校長先生からお話があり、「心の栄養」のお話しをされました。
「本や芸術、音楽は心にたくさん栄養を与えてくれます。今回のコンサートを通してたくさん栄養を心で受け取ってくださいね」と優しく子どもたちに声をかけられ和やかにコンサートが始まりました。
コンサートは津軽三味線の演奏曲から始まります。
津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」、日本神話をテーマに作った「天地創造」。
オリジナル曲でもある「天地創造」は太鼓やシンセサイザーを織り込んだカラオケと共に演奏し、壮大な世界観を感じさせる1曲です。
演奏に加え、由宇月家元がトークをしながら進める村上三絃道のコンサートでは、児童の皆さんとのコミュニケーションも大事にしています。
「津軽三味線はどこで生まれた楽器でしょうか?」とクイズを出すと、2年生の女の子がまっすぐと手をあげてくれました。
「青森県です!」と堂々と答える姿に拍手が起こりました。
三味線のルーツをお話ししながらメドレー「風が運んだ日本のメロディ」を演奏しました。
沖縄県、熊本県、徳島県、新潟県、青森県と、日本中旅をしながら変化していく音の様子を聴いていただき、三味線の音色や唄の変化を感じていただきました。
そして民謡の「こぶし」を説明すると手をグーにして構えてくれる場面も。
声で実際にこぶしの説明をすると興味深そうに耳を傾けてくれました。
初めて聴く曲ばかりということでしたが、三絃道の演奏に手拍子を打って楽しんでくれている様子で、特に最後の演奏の時にはわざわざ正座をして聴いてくれる児童の方もいました。
その姿を見て出演者一同、たいへん感動しました。
コンサート終了後には、6年生代表のおふたりからお礼の言葉をいただきました。
今日は鹿町小学校のためにお時間を作ってくださり、ありがとうございました。
僕は千本桜が心に残りました。今日は本当にありがとうございました。
僕は初めて聴く曲ばかりでしたが、全ての曲が印象的で、特に2曲目の天地創造が心に残りました。
これからもお身体にお気をつけてください。また聴きたいです。
- 感染対策バッチリの中、スクールコンサートスタートです。
- 3つの楽器の違いを説明。
- 「太陽じょんがら」
- 男子児童よりお礼の言葉をいただきました。
- 村上三絃道のCDをプレゼント。
鹿町小学校の皆さんありがとうございました。
主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・佐世保市教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。