2019年6月13日(木)、9時25分より一般社団法人宮崎県教職員互助会主催のスクールコンサートが宮崎市立赤江小学校にて開催されました。

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学校に到着すると懐かしい出会いがありました。
今から16年ほど前、宮崎市立那珂小学校に三味線クラブがあり、三味線の指導に伺っておりましたが、その時の担当をされていたS先生が赤江小学校の先生として勤務されていました。
佐土原町の盆踊り唄「いろは口説」を運動会で演奏したりと楽しい思い出がよみがえり、当時を思い出しながら話が弾みました。

梅雨の時期ではありましたが、青空が広がるさわやかなコンサート日和。
私たちを応援しているかのようでした。
大きな拍手に迎えられ幕が開くと、児童の皆さんがじっと演奏者を見つめ、弦を抑えている手やバチの動きに注目していました。
まずは「津軽じょんがら節」、「天地創造」と2曲お聴きいただきました。

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演奏の後は自己紹介。
由宇月が「赤江小学校の皆さん、おはようございます！」と挨拶すると、「おはようございま～す！！」と大きな返事が返ってきました。
とっても元気で礼儀正しく、鑑賞態度の素晴らしい赤江小学校の皆さん。
1曲終わる毎に大きな拍手を送ってくれました。

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日本各地の民謡をメドレーで演奏する「風が運んだ日本のメロディ」では、手拍子を打ったり、体を揺らしたり、手を上にあげて踊ったり、体全部を使って聴いていただきました。

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メドレーで登場した三味線を紹介するコーナーでは、三味線の重さや糸をはじいた感想を説明してくれるアシスタントを1名の児童にお願いしました。
「アシスタントやりたい！」と沢山の手が上がりましたが、選ばれたのは3年生のY君。
嬉しそうにステージに上がってきてくれました。

まずは沖縄県の三線(さんしん)の紹介から。
由宇月が「三線は魔法の楽器です。三線の音を聴くと魔法にかかって踊りたくなります。」と説明をして、踊りをレクチャー。
みんなで手を上に高くあげ、その手を左右に振って三線の音に合わせて踊ると、ニコニコ笑顔になりました。
Y君に三線を持って糸をはじいてもらうと、「じいちゃんちにウクレレがあるんです。三線はそのウクレレに似ています。」と、三線を観察しながら答えてくれました。
次は細棹の三味線。「三線よりも細棹のほうが重いです。」と的確な答えが返ってきました。
細棹は三線よりも棹が長いので、重くなるんですね。
最後は津軽三味線の紹介。津軽三味線を持つと「ウー！」と言いながら一生懸命持ってくれました。
「三線、細棹に比べると一番重いです！」と答えてくれました。Y君の表情と声のトーン、巧みな説明のおかげで、皆さんにも三味線の違いが良く伝わりました。

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赤江地区には宮崎を代表するお祭りでも踊られている「じょうさ節」という民謡があります。
歌詞の中に「赤江、城ヶ崎」という歌詞が出てくるのですが、皆さんには馴染みがないようでした。
しかし、せっかくの地元の民謡ということで「じょうさ節」と「いもがらぼくと」と2曲続けて聴いていただき、前半のステージはふるさと宮崎の民謡で終了。

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後半のステージは千本桜からスタート。
由宇月が「千本桜、知ってますか？」と聞くと、「知ってる！」「ヤッター！」という声が聞こえてきました。
皆さんの大好きな曲だったようで、手拍子を打ちながら一緒に唄ってくれました。

「千本桜」で盛り上がった後は、「ソーラン節」。
こちらも子ども達に大人気。
元気いっぱい「ドッコイショー！ドッコイショー！ソーラン！ソーラン！」と掛け声をかけてくれました。
みんなの元気な声が体育館中に響き渡りました。

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元気いっぱい「ソーラン節」を楽しんだ後は「チャレンジ・ザ・和楽器」のコーナー。
各学年1名の児童と先生1名が選ばれ、三味線と三線にチャレンジしました。
赤江小学校では、演奏に大切な「立腰」を実践されており、姿勢は100点満点。
姿勢ができると三味線も上手に演奏する事ができます。
皆さん初めての三味線でしたが、上手にバチを持って、なかなか様になっていました。
このまま村上三絃道のメンバーになって、一緒に演奏に連れて行きたいくらいでした。

演奏したのは、大人気の「ソーラン節」。
ステージに上がれなかった皆さんも、手拍子と掛け声で応援してくれました。
もちろんチャレンジは大成功！「三味線を弾いて嬉しい気持ちになりました。」「ちょっと難しいと思ったけど、弾いてみると以外と簡単でした。」など感想をいただきました。

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三味線にチャレンジした後は、演奏者がラテンのリズムにチャレンジ！
村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」を、体を揺らし、「頑張ろう！元気！赤江！」と掛け声をかけながら、元気いっぱい演奏させていただきました。