スクールコンサート in 佐世保市立江上小学校
2019年10月29日(火)14時より、佐世保市立江上小学校にてスクールコンサート。
江上文旦で有名な長崎県佐世保市江上町。
学校に到着すると搬入口や、玄関、控室にも「おいでいただきありがとうございます」という歓迎メッセージを貼って下さっていました。
控室にもお茶やお菓子の準備などをしていただき、お心遣いに感激しました。
13:30になると児童の皆さん、そして地域の方々の入場がはじまりました。
そして校長先生からコンサート前にご挨拶をいただきました。
皆さんこんにちは!今日は本物の音楽を聴くことができる日です。
今日は宮崎県から村上三絃道というプロの津軽三味線の方々がいらっしゃいました。
今江上小学校では「立腰」という姿勢を大事に取り組んでいますね。
三味線を弾くためにはこの姿勢が大事なんだそうです。
調べてみてわかったことなのですが、江上小学校と共通点があっていいなと思いました。
村上三絃道さんは津軽三味線や唄など様々な楽器を使って日本各地、海外でも演奏をされています。
皆さんの中にも将来プロの音楽家を夢見ている人もいるかもしれません。
今日のコンサートをいいきっかけとして自分の夢を広げてほしいなと思います。
今日は村上三絃道の皆さんと一緒に日本の音楽を楽しみましょう。
児童の皆さんに向かって笑顔で話され、早速コンサートがはじまりました。
津軽三味線の演奏の動きに合わせて、真似をしたり手拍子をしてくれたりと元気のいい江上小学校の皆さん。
それもそのはず、地元には「江上音頭」という歌があり、地元の方そして保護者の方が保存会を運営されているのだとか。運動会で踊ったり、三味線を習われたりしている方もいたりと江上小学校の皆さんにとっては三味線が身近なものだそうです。
ただ『民謡』というジャンルがどういうものなのかはご存知なかったようで「北海道のソーラン節が民謡ですよ」とお話しすると児童の皆さんは驚いていました。
そんな民謡をメドレーで紹介する「風が運んだメロディ」では、沖縄県「谷茶前節」・熊本県「牛深ハイヤ節」・徳島県「阿波踊りよしこの」・新潟県「佐渡おけさ」・青森県「津軽あいや節」と続きます。
特に人気なのが「阿波踊りよしこの」子どもたちをスカウトして一緒に踊ります。
締め切らないといけないくらいたくさんの児童が前に出てくれました。地域の皆さんも笑顔で手拍子をして応援してくれました。
続いてメドレーで使った楽器を紹介するコーナーでは、4年生の男の子がアシスタントを務めてくれました。
ステージに上がってみるとドキドキしている様子でしたが、一生懸命務めてくれました。
楽器紹介の最後にはメドレーで使った「三線」「細棹三味線」「津軽三味線(太棹三味線)」を並べて比較します。
大きさの違いや特徴がきっとアシスタントを務めてくれた男の子のおかげで伝わったことと思います。
そして前半のステージ最後の曲は「さんぽ」。
大きな声で歌い体育館中に歌声が響き渡りました。
後半のステージは人気の曲「千本桜」、「ソーラン節」と続きます。
特にソーラン節は運動会で5,6年生が踊っていることから、児童の皆さんもよくご存知で大きな声で掛け声をかけてくれました。
そのソーラン節を1~6年生の代表に実際に体験していただきました。
江上小学校で実践している”立腰“の姿勢を全校児童みんなで行い、体験コーナーは大盛り上がりで進行しました。
続いて「太陽じょんがら」を演奏しました。
振りの動きを真似したり、掛け声を真似したりと笑顔の児童の皆さんにメンバーのほうが元気をいただいたようでした。
コンサート最後の曲は「津軽じょんがら節」。
真剣な表情で見つめてくれたり、左手の動きや姿勢もしっかり観察して指を動かしたりと最後の曲を見逃すまいとするかのように見てくださいました。
コンサートの最後はお礼の言葉をいただきました。
今日は江上小学校に来てくださってありがとうございました。
私は初めて本物の三味線を聴きました。聴いていて思ったことはテレビで見たり、聴いたりしていた時とは違って迫力があったことです。
テレビで見たときは音が低く感じ、暗いのかなと思っていましたが、今日改めて聴くと高い音も感じることが出来てにぎやかな曲もできるんだなと思いました。
今日はとても勉強になりました。
私は音楽が好きなので、今日はとてもうれしかったです。
今日の演奏は絶対に忘れません。ありがとうございました。
演奏終了後、校長室にご挨拶に伺いサインを書かせていただきました。
子どもたちにも見せてあげたいとニコニコしておもてなしをして下さいました。
最後は先生方がお見送りをして下さり、思い出深い1日となりました。
- スクールコンサートスタートです!
- 体を乗り出して聴く児童もいました。
- 「阿波踊りよしこの」では由宇月を先頭に元気に踊ってくれました。
- 由宇月の笛の音色が体育館に響きました。
- 楽器紹介のアシスタントは男子児童。
- 魔法の楽器・三線で踊りました。
- 先生もノリノリでした!
- 「千本桜」は児童の皆さんに大人気。
一生懸命歌ってくれました。 - 「チャレンジ・ザ・和楽器」のコーナー。
- 真剣に三味線と向き合っていました。
- 先生には三線に挑戦していただきました。
- 「太陽じょんがら」
佐世保市立江上小学校の皆さん、本当にありがとうございました!
主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・佐世保市教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。