スクールコンサート in 佐世保市立花高(はなたか)小学校
2019年5月28日(火)14時~15時半、佐世保市立花高(はなたか)小学校にてスクールコンサート。
一般財団法人長崎県教職員互助組合主催、令和元年度のスクールコンサート初日となりました。
学校に到着すると、先生方が大歓迎で迎えてくださって、「着物で演奏されると暑いでしょう」とお声かけくださいました。
控室には扇風機やデオドラントシート、お菓子やのど飴、冷たいお茶や水、おしぼり等を準備されており、先生や主催者のお心遣いに感激しながら、佐世保でのスクールコンサート初日を迎えられたことに改めて感謝するとともに、「頑張るぞ!」という気合いが入った朝の出来事でした。
また2年前、対馬市の比田勝小学校で演奏を聴きましたという先生が花高小学校に異動になっておられて、「今日も楽しみにしています。」と嬉しいお言葉をいただきました。
先生方が地域の皆さんにも呼び掛けてくださって、コンサートが始まる前から早々にお集まりくださいました。
学校、地域がひとつになり児童を育んでおられる様子がよく伝わってきました。
鑑賞は2年生から6年生までの約500名。
昼休みに元気よく響いていた子ども達の声が、体育館の入場時間になると静かに列を組んで入場し、コンサートがはじまるのを待っていました。
時間になり校長先生が「こんにちはー!」と挨拶をされると、元気のいい子ども達も大きな声で「こんにちはー!」と爽やかなあいさつ。
校長先生の話をよく聞いている様子が伝わってきました。
演奏が始まり、津軽三味線の音が聞こえるとワクワクとした表情でステージを見つめる子ども達。
時折、私たちの掛け声を真似する声も聞こえ、コンサートを盛り上げてくれました。
演奏が終わると大きな拍手、そして演奏者の自己紹介へ。
特に華映の挨拶で「三味線をやめたいと思ったこともありましたが、先生の熱心なご指導のお陰で、今では皆さんの前で演奏をする仕事をしています。」と、くじけそうになったことを乗り越えられた感謝の話には、「そうなんだ~」とうなずいている様子で聞いてくれました。
日本中の音楽をメドレーで紹介する「風が運んだ日本のメロディ」では、沖縄県の「谷茶前節」・熊本県の「牛深ハイヤ節」・徳島県の「阿波踊りよしこの」・新潟県の「佐渡おけさ」・青森県の「津軽あいや節」を聴いていただきましたが、特に盛り上がったのが子どもたちも踊りで参加する「阿波踊りよしこの」。
先生方や地域の皆さんも手拍子を打って一緒に踊りながら楽しんでくださいました。
「風が運んだ日本のメロディ」が終わると、楽器紹介へと移ります。
全校児童を代表してアシスタントを5年生のN君が務めてくれました。
ステージに上がるとメンバーへお辞儀をしてくれました。
とても礼儀正しい元気な男の子です。
沖縄の三線をアシスタントのN君に持ってもらうと「うーん、重くも軽くもない、いい感じの重さです。」とユニークに答えてくれました。
細棹三味線は「棹のところは軽いけど、下の四角のところ(胴)が重い」と思いもよらない素晴らしい答えが返ってきました。
確かにそうなんですが、大体は全体の重さで答えが返ってくるのでN君の着眼点には驚きました。
そして津軽三味線では持った瞬間に「重いっ!」という表情で「さっきもった2種類の三味線よりも、もっと重いです」と答えてくれました。
楽器紹介が終わるとリクエストを頂いた「さんぽ」、そして花高小学校のオリジナルソング「We love 花高」を演奏し、一緒に歌いました。
「We love 花高」では、花高小学校の原先生のピアノと三味線、太鼓、由宇月の唄でコラボレーションしました。
前半のステージは笑顔いっぱいで終了し、休憩に入りました。休憩中は先生の指示をよく聞いて過ごされていました。
後半のステージは人気曲「千本桜」から。
つづいては「ソーラン節」。
5・6年生は運動会で踊っているとの事で、踊りたい児童が前に出て元気いっぱい踊ってくれました。
最後のポーズもバッチリ決まり、たくさんの拍手を頂きました。
「ソーラン節」を踊った後はチャレンジ・ザ・和楽器のコーナー。
全校を代表して6名の方に体験してもらいました。
子ども達は「思ったのと同じ音や違う音が出て楽しかった。」「実際に弾いて音が出たのがうれしかった。」と話してくれました。
たくさんの児童の皆さんが参加したいと手をあげてくれましたが、選ばれなかった皆さんも大きな声で掛け声をかけたり拍手を送ってくれました。
つづいての「太陽じょんがら」ではラテンのリズムで賑やかに三味線の音をお届けしました。
メンバーの掛け声に合わせて子ども達が掛け声をかけてくれました。
そしていよいよ最後の曲「津軽じょんがら節」では、真剣な眼差しで聴いていただき、大きな拍手で幕が閉まりました。
最後の演奏の後は、花高小学校の皆さんを代表して6年生M君からお礼の言葉を頂きました。
今日は演奏して頂き有難うございました。
校長先生が最初の挨拶で言った通り、僕は洋楽は聴いたことがあったけど三味線は初めてでどんな音がするだろうと思っていました。
今日の演奏を聴いて興味がわいたので、家に帰ってからネットで調べてみたいなと思いました。
次からのスクールコンサートもがんばってください。
そして花束を頂き、拍手で私たちを送ってくれました。
コンサート終了後、先生方から「すばらしかったです。地域の皆さんも喜んでいました。」とお褒めの言葉をいただき、明日からの公演へのエネルギーを頂いたようでした。
また、お見送りまでしていただきました。
- 本日は花高小学校にてスクールコンサート。
- 由宇月をリーダーに、新メンバーでがんばります!
- 令和元年度初日、演奏にも気合が入ります。
- チャレンジ・ザ・和楽器のコーナー。
- 真剣に演奏を聴く児童の皆さん。
- 「花高小学校バンザーイ!」
- 演奏終了後、児童と握手。
花高小学校の皆様、地域の皆様ありがとうございました。
主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・佐世保市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。