スクールコンサート in 対馬市立比田勝(ひたかつ)小学校
2017年6月12日午後14時より、対馬市立比田勝小学校(会場:上対馬総合センター)にてスクールコンサート。
比田勝小学校の正面に位置する上対馬総合センターでの開催。
平日にも関わらず、地域の皆様もたくさんお越しになりました。
会場は満席の状態でスタート。
学校傍にこのような会場があるというのも児童にとっては贅沢なことではありますが、演奏を聴く機会は非常に少ないとのことで、教頭先生・担当の先生が心待ちにしていた児童の気持ちを開演前に伝えに来てくださいました。
リハーサルをしていると垂れ幕を持参され、舞台に設置して下さいました。
ホールでの開催は体育館と異なり、照明を駆使したりと、本格的な雰囲気も醸し出されます。
また、音響も専門のチームが同行しておりますので、とてもいい状況で鑑賞していただくことができました。
オープニングは津軽三味線の代表曲でスタートしますが、合奏の途中には家元のソロ演奏が加わります。
家元が奏でる聴かせどころの数々に、拍手が沸き起こりました。クラシックのコンサートと違って、演奏中でも拍手がOK。
開演から感動的な拍手に包まれ、前傾姿勢で食い入るように見つめる児童、地域の方々の様子に演奏する側も熱くなりました。
楽器紹介でアシスタントを務めてくれた6年生の男子は、ステージに上がると少し緊張気味。
しかし、仲間の拍手を受けながら少しずつ緊張がほぐれていきました。
地元の民謡を紹介するコーナーでは、4年前に厳原で発表された「対馬そびき唄」を三味線バージョンで披露。
対馬でも少しずつ、浸透してきているようで、サビの部分を一緒に唄ってくれました。
休憩時間も三味線に触れながら、全身で日本の音を楽しんでいる様子が印象的でした。
先生方もそんな児童に寄り添いながら、一緒に楽しんで下さいました。
今回特に人気があったのが、「太陽じょんがら」。
終了後は割れんばかりの拍手でアンコールをいただきましたが、真っ先にリクエストをいただいたのは太陽じょんがらでした。
曲中の掛け声「頑張ろう 元気 対馬」を子どもたちと一緒にかけました。
体を揺らして踊ってみたり、三味線を弾く真似をしてみたり、一人ひとり楽しんでくれたようです。
曲最後の、「比田勝小学校バンザーイ!」の掛け声で、会場の子どもたち、地域の皆さんみんなでバンザイ。
いつまでも鳴り響く拍手の中、お礼の言葉を代表の6年生から賜りました。
「民謡は地域によってリズムや表現が違って感動しました。
上対馬ではこのようなコンサートを聴く機会はほとんどありません。
本当に感動しました。また是非来てください。」
という言葉が心に残りました。
子どもたちにとって初めて聴いた津軽三味線は貴重な一期一会となったようでした。
児童・先生方始め、地域の皆様の温かい拍手に包まれながら感動のコンサートとなりました。
- 地域の方々もたくさん来て下さいました。
- 児童の皆さんも会場へ移動。
- スクールコンサートスタートです!
- 「対馬そびき唄」のサビでは児童の皆さんと一緒に踊りました。
- チャレンジ・ザ・和楽器コーナー。
- 児童の皆さんに大人気だった「太陽じょんがら」
- 6年生の女子児童からお礼の言葉をいただきました。
比田勝小学校のみなさん、ありがとうございました!
主催:一般財団法人長崎県教職員互助会、対馬市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。