スクールコンサート in 西都市立穂北小学校
2021年6月9日(水)午前10時半より西都市立穂北小学校にてスクールコンサートが開催されました。
今年度初の開催となった穂北小学校。
梅雨時期ではありましたが天気に恵まれ、開催を喜んでいるかのようでした。
本番2時間半前の朝8時前に学校に到着し、ステージや衣装の準備をしました。
久しぶりのスクールコンサートなので早めに入り、念入りにリハーサルを行いました。
本番前には朝の挨拶運動を終えられた校長先生にご挨拶。
校内には歓迎の言葉と生け花が飾られ、校長室では温かいお茶でおもてなしをしていただきました。
民謡や歴史に詳しい校長先生、和楽器や日本の歴史についていろいろとお聞かせいただきました。
そして今回のスクールコンサートの打ち合わせを改めて行いました。
コロナ禍でも安心安全のコンサートを目指し、ソーシャルディスタンスだけでなく、できるだけ声を出さずに楽しめるような工夫を考えました。
今回は掛け声ではなく、手拍子や拍手のタイミングをお話ししたり、曲に合わせて体を動かしたり、和楽器の紹介ではクイズ形式で挙手での参加をしてもらいました。
津軽三味線や、日本各地の民謡の違い、楽器の紹介など90分のプログラムでしたが、集中力を切らすことなく真剣に聴いて下さいました。
その中でもチャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、メンバーは不織布マスクをつけ手の消毒をし、子ども達に三味線を手渡しました。
初めて持つ三味線の重さに子ども達はびっくりした様子でしたが、笑顔で三味線を弾いてくれました。
体験が終わると「楽しかった~」や「いろいろな音が出てびっくりしました」「思ったより難しかった~」など感想をいただきました。
また村上三絃道のスクールコンサートでは毎回伺った地元の民謡を紹介しているのですが、今回穂北小学校でもなじみの深い「西都音頭」を演奏しました。
事前に先生にお聞きしたところ、毎年運動会で踊っているとのことでしたが、昨年はコロナウィルス感染拡大の影響で踊ることが出来なかったそうです。
地元の西都原古墳群でのお祭りなどでも聴いているそうで、子ども達もよく知っている地元の民謡です。
いつもはCDなどの音で聴いており、生演奏で聴くのは初めての子ども達。
中には音に合わせて踊ってくれる子ども達もいました。
また、地域の伝統である臼太鼓踊りを継承する活動をされているからか、伝統の調べにも興味深い様子でした。
スクールコンサート終了後、先生方から「感動した」とお褒めの言葉とメンバーのサインのリクエストをいただきましたので、喜んで書かせていただきました。
100年を超える歴史のある穂北小学校、伝統音楽「三味線」「民謡」に初めて触れたという子ども達、今回の出会いが子ども達の未来につながりますように。
これからも心を込めて演奏し続けて参ります。
- 家元・村上由宇月
- 総師範・村上華映
- 総師範・村上華陽
- 安心して楽しめるように手拍子のタイミングをお話したりなど工夫して行いました。
- チャレンジ・ザ・和楽器
- 最後にお礼の言葉をいただきました。
穂北小学校の皆さんありがとうございました。
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。