スクールコンサート in 宮崎市立清武中学校
2019年11月20日(水)、14時から一般社団法人宮崎県教職員互助会主催のスクールコンサートが宮崎市立清武中学校にて開催されました。
清武中学校は平成22年に宮崎市と合併した清武町の中心地に位置しています。
ここは、江戸時代の儒学者安井息軒先生の生地として有名です。
隣接する清武小学校と共に、安井息軒先生の「三計の教え(一日の計は朝(あした)にあり、一年の計は春(元日)にあり、一生の計は少壮の時にあり)」を心に刻み、日々学業に励んでいます。
清武中学校の体育館は2階。ステージも広くとても立派な体育館です。生徒とすれ違う度に、大きな声で「こんにちは!」と挨拶してくださいました。
挨拶がきちんと出来る見事な生徒たちにとても感心しました。
生徒が体育館に入場すると、リーダーが前に出て指揮をとり並ばせ、静かに待機。
3年生が前列となり模範を示しているように見えました。
清武中学校は清武小学校、大久保小学校出身の児童が学んでいます。
清武小学校へは毎年、「ふるさと先生こんにちは」の三味線授業が開催されていますので、清武小学校出身の生徒たちは全員が三味線の演奏経験者。
村上三絃道や授業のことも覚えていてくれて嬉しくなりました。
コンサートのオープニングは波風のSE(効果音)に乗せて幕が開きます。
少し緊張した面持ちの生徒さんが、大きな拍手を送り、津軽三味線の演奏に釘付けになっていました。
1曲目の「津軽じょんがら節」演奏後、「清武中学校の皆さん、こんにちは!」と挨拶をすると、緊張の糸がほぐれたように、にこやかな表情で挨拶してくれました。
「風が運んだ日本のメロディ」では、各地の民謡を披露。
まずは沖縄県の「谷茶前節」からスタートし、熊本県の「牛深ハイヤ節」へ。
四国は徳島県の「阿波おどりよしこの」。「阿波おどり」は全国的に有名ですので、由宇月が踊りをレクチャー。上手に踊る数名の生徒が前に出て、由宇月と一緒に踊ることに。
「飛び入り参加、大歓迎ですよ!」と由宇月が言うと、3年生の男子全員が前に出て踊り出しました。
みんな1列に並んで由宇月の後に続いて楽しそうでした。中でも踊りの上手な3年女子Mさんと、ムードメーカーの3年男子I君のお陰でとても盛り上がりました。
三味線の紹介では1人の生徒の方にお手伝いをいただきました。
3年生は阿波おどりで前に出て踊ったので、1、2年生からお手伝いしてくれる生徒を選ぶことに。
その大役をムードメーカーのI君にお願いしました。
I君が選んだのは2年生男子のO君。大きな拍手に迎えられステージへ。
O君には沖縄の三線、細棹、津軽三味線を実際に持って重さを比べてもらいました。
三線は1キロ位で軽いんですが、津軽三味線になると5キロ位あり、ずっしりと重くなります。O君もビックリした様子で重たそうに持っていました。
3種類の三味線が揃うことは珍しいので、先生も写真に収められていました。
ふるさとの民謡では「清武音頭」を演奏。
「清武音頭」は小学校の時、運動会で踊っていたとの事で、立って踊ってもらうことに。
昨年まで踊っていた1年生が上手に踊っていました。
村上三絃道オリジナル曲「えい!えい!えいさー!」では、男子生徒達がステージに上がって来て踊り出し、大盛り上がり。
とても盛り上げ上手、楽しみ上手な清武中学校の皆さんで、演奏者も楽しく演奏することができました。
前半の部は「えい!えい!えいさー!」で終了。
後半の部は、子ども達が大好きな「千本桜」「ソーラン節」へと続きます。掛け声、手拍子で応援してくれました。
三味線にチャレンジのコーナーでは、「久しぶりだったので楽しかったです。」「小指が痛かったけど楽しかったです。」と生徒から感想をいただきました。
三線にチャレンジしたALTの先生からは「最初はちょっと難しかったけど頑張ったので、ちょっと上手になりました。」と感想をいただきました。
「太陽じょんがら」では、「清武中学校バンザーイ!」と盛り上がりました。
最後は「津軽じょんがら節」で締めくくり。
鑑賞態度の素晴らしい清武中学校の皆さん、「太陽じょんがら」で盛り上がったあとは、体育館がシーンと静まり返り、「津軽じょんがら節」をしっかりと聞いてくれました。
演奏終了後、お礼の言葉と綺麗な花束をいただきました。
本日は清武中学校まで三味線の演奏に来ていただき、本当にありがとうございます。
村上三絃道の皆さんが演奏に来て下さると知った時、すごく興味を持ったので調べてみました。
まず三味線についてですが、中国から伝来したのが室町時代ですから、約500年もの長い歴史がある事に驚きました。そして少しずつ形を変えて今のお三味線があることにすごく感動しました。
村上三絃道さんについては、1972年に設立され、今では国内だけではなく、海外でも演奏されているとのことで、そんな方々の生演奏を聞くことができるなんて、貴重なことですごく楽しみだなと思っていました。そして今日実際に演奏を聞いて、三味線の和楽器の音をしっかりと体験できて良かったです。更に今の話題曲である千本桜の三味線での演奏は、また違った感じがありすごく楽しかったです。そして民謡では踊ったり手拍子をしたりして一緒に楽しめることが出来たので良かったです。そして最後の曲では三味線の迫力をしっかりと感じることが出来たので、すごく感動しました。
私も色々な楽器を経験していますが、三味線は小学校6年生の時が初めてで、今日また2度目の三味線の音を聞くことができてすごく嬉しかったです。
今日は本当にありがとうございました。
何も見ずに、素晴らしいお礼の言葉を述べてくださり感激いたしました。
校長先生、先生方のお心配りも素晴らしく、感激した一日となりました。
清武中学校の皆様、たくさんの笑顔、元気をありがとうございました。
- 今日は新メンバーで頑張ります♪
- スクールコンサートスタートです。
- 楽器紹介は男子児童。津軽三味線の重さに驚いていました。
- 手拍子を打ったり掛け声をかけたり全力で楽しんでくれた生徒の皆さん。
- 「ドッコイショー!ドッコイショー!」
- 「ソーラン!ソーラン!」
- チャレンジザ和楽器
- 笑顔いっぱいのチャレンジになりました。
- ALTの先生は三線に挑戦「最初はちょっと難しかったけど頑張ったので、ちょっと上手になりました。」
- 「太陽じょんがら」で盛り上がりました!