スクールコンサート in 宮崎県立児湯るぴなす支援学校
2018年11月13日(火)10時より、宮崎県立児湯るぴなす支援学校にて「津軽三味線スクールコンサート」が開催されました。
児湯るぴなす支援学校は小学部、中学部、高等部があり、全校児童生徒92名。
「スマイルるぴなす」を合言葉に児童生徒、先生方がいつも笑顔で、小・中・高等部一貫した教育を目指しておられます。
学校は宮崎県児湯郡新富町にあり、初夏になると校名の由来でもあるルピナスの花が校庭を彩るそうです。
そして、今回は記念すべき創立40周年。
記念行事の一環として演奏でお祝いさせていただきました。
9時30分からは「みやざき犬」のステージがあり、会場からは子ども達の楽しい笑い声が聞こえてきました。
「みやざき犬」とのふれあいや写真撮影などもあり、村上三絃道コンサートは10時過ぎからスタート。
幕が開くと津軽三味線の力強い音に少しビックリした様子の児童生徒でしたが、じっと三味線の演奏に耳を傾けていました。
日本各地の民謡をメドレーでお届けする「風が運んだ日本のメロディ」では、静かな曲や賑やかな曲が次から次に演奏されますが、曲に合わせて手拍子を打って楽しんでくれました。
三味線の紹介では、ステージから降り、皆さんの目の前で、沖縄の三線、細棹の三味線、津軽三味線を紹介。
また、三味線は3つに分解することができるのですが、皆さんの目の前で分解して見せると「お~!」とビックリした様子。
海外公演などで飛行機に乗る際は、三味線を分解し、小さいトランクに入れて機内に持ち込みます。
三味線は、先人から受け継がれた知恵や工夫がたくさん詰まっていますと、話をしました。
ふるさとの民謡では「新富音頭」を演奏。
学校がある新富町の民謡でしたが、初めて聴かれる方が多いようでした。
前半のステージ最後は、プログラムを変更し、皆さんがよく知っている曲、となりのトトロでお馴染みの「さんぽ」を演奏。
マイクを向けると元気よく歌ってくれました。
休憩時間には三味線を持って皆さんの所に行き、三味線に触れていただきました。
恐る恐る三味線を触っていましたが、指で弾いて音がなるとニッコリ笑顔になりました。
高等部の男子生徒R君が、「由宇月さんのラジオ番組にお便りを出しました!」と由宇月のもとに来られました。
MRTラジオで放送されている「由宇月と一緒に行ってみんよう♪」は3年前にスタートしましたが、最初に届いたお便りがR君からのメールだったのです。
由宇月もよく覚えているとの事でリスナーR君との嬉しい出会いとなりました。
後半のステージは話題の曲ということで「千本桜」からスタート。
皆さん元気いっぱいに一緒に口ずさんでくれました。
「千本桜」の後は、北海道の海の民謡「ソーラン節」。
演奏が始まると、元気に踊っている生徒がいました。
せっかくなので、数名の生徒に前に出て踊っていただきました。
力強い踊りに、元気な掛け声、会場が笑顔に包まれました。
チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、6名の児童生徒に三味線、2名の児童に鳴物、1名の先生に三線にチャレンジしていただきました。
演奏曲は「ソーラン節」。
初めてのチャレンジでしたが、上手に演奏してくれました。
チャレンジした児童生徒から「ものすごく嬉しかったです。」「とても緊張しましたが、最後まで諦めずに頑張りました。とても嬉しいです。」と感想をいただきました。
村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」では、皆さん体を揺らしたり、手拍子を打ったりして楽しんで聴いてくれました。
最後は津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」で締めくくり。
演奏終了後はお礼の言葉と、生徒が作ったプレゼントをいただきました。
今日は僕たちのために演奏していただきありがとうございました。
僕はこんなに迫力のある演奏は初めて聴きました。
どうか、これからもお体に気を付けられ、素敵なコンサートをたくさんの人に届けてください。
今日は本当にありがとうございました。
- 本日はるぴなす支援学校にてスクールコンサート。
- スクールコンサートスタートです。
- 「阿波踊りよしこの」では元気に踊ってくれました。
- 三味線解体ショーでは皆さんとても驚かれていました。
- 休憩時間には三味線に触れてもらいました。
- チャレンジ・ザ・和楽器
- 鈴・鐘に挑戦した児童。
上手に鳴らすことができました。 - プログラム最後は「津軽じょんがら節」。
- 最後にお礼の言葉とプレゼントをいただきました。
児湯るぴなす支援学校の皆様、ありがとうございました。
主催:宮崎県教職員互助会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。