スクールコンサート in 佐世保市立中里小学校
2021年11月2日(火)、14時より佐世保市立中里小学校にてスクールコンサート。
長崎県スクールコンサート初日、2校目は佐世保市立中里小学校。
1校目の相浦西小学校から車で10分ほどの所にある、昔ながらの長崎らしい街並みの地域に建つ小学校です。
学校に到着すると控室には差し入れのお茶とお菓子を用意していただき、歓迎してくださいました。
校長先生が控室にご挨拶に来てくださり、「ソーラン節を学校でやっていますので、ぜひコラボを」ということで急遽生演奏でコラボレーションを計画しました。
開場時間になると椅子を持って、コンサートを鑑賞する5年生が入場し、校長先生のご挨拶がありました。その中で村上三絃道の「伝統音楽を通じて、暮らしと人生に夢を、そして心豊かな人づくりを」という理念を紹介してくださり、「今日のコンサートは心で感じて鑑賞をしてください。」というお話しをしてくださいました。
いよいよコンサートの幕があき、三味線の演奏を拍手で迎える子どもたち。
前半の部は津軽三味線の演奏、日本の民謡メドレー「風が運んだ日本のメロディ」をお聴きいただき、沖縄県の「谷茶前節」、熊本県の「牛深ハイヤ節」、徳島県の「阿波踊りよしこの」、新潟県の「佐渡おけさ」、青森県の「津軽あいや節」と曲の変化の様子や、民謡が広まっていく様子をメドレーでお届けしました。
その後は楽器紹介で、三線、細棹、太棹(津軽三味線)の違いや、音・演奏法の違いをご紹介しました。
半数以上の子どもたちが三味線を生で見るのが初めてということで子どもたちは三味線に興味津々の様子。
また人気なのが、マグロの解体ショーならぬ三味線の解体ショー。
三味線を分解し、手荷物用のトランクにまとめます。海外へ演奏に行く時の話しや、三味線の作りの話、また棹と棹のつなぎ目には金で細工が施してあると話しをすると「おお!」と歓声が。
まるでマジックショーのような拍手と歓声でした。
前半のステージ最後の曲はリクエストを受けて、中里小学校の校歌を演奏、手拍子をしながら聴いてくれました。
リズムも良く、明るい素敵な校歌でした。
2部の演奏は秋田荷方節からスタート。
サプライズコーナーとしてアニメソングや「千本桜」、「リベルタンゴ」などを演奏。
前半の部では民謡を中心にお届けしたので、また違う三味線の表現の違いをお届けしました。
続いて、運動会でもよく踊られているという「ソーラン節」を演奏。
三絃道の演奏に合わせて、子どもたち全員が踊ってくださいました。
息のあった踊りで、初めて合わせたとは思えないほどの素晴らしい踊りでした。
コンサートの最後は「太陽じょんがら」「津軽じょんがら節」を披露。
「太陽じょんがら」では明るいリズムに合わせて手拍子を打って、体を揺らしながら聴いてくれる子どもたちもいました。
コンサートの最後には必ず原点にかえり「津軽じょんがら節」の合奏を披露します。
今日のコンサートの「ありがとう」の気持ちを込めて演奏するメンバー。
児童の皆さんは真剣にじっと聴いてくださいました。
コンサート終了後にはアンコールをいただき、人気曲の「千本桜」と「ソーラン節」をメドレーでお聴きいただきました。
最後にお礼の言葉をいただきました。
今日はお忙しい中来ていただき、ありがとうございました。
今はこのような機会が少なくなっています。
今日の演奏を聴きとても楽しい時間を過ごすことができました。
5年生みんなにとって思い出に残るいい経験になったと思います。
本当にありがとうございました。
- 中里小学校にて、スクールコンサートスタートです。
- 家元・村上由宇月
- 総師範・村上華映
- 総師範・村上華陽
- 一曲一曲真剣に聴いてくれました。
- 生徒の皆さんにご挨拶。
- 「ソーラン節」では素晴らしい踊りを見せてくれました。
- 「太陽じょんがら」では拍手で盛り上がりました。
- 最後に村上三絃道CDをプレゼントさせていただきました。
中里小学校の皆さん、本当にありがとうございました。
主催:一般社団法人長崎県教職員互助組合、佐世保市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。