スクールコンサート in 宮崎市立大宮小学校
2019年6月21日(金)、9時35分より、宮崎県教職員互助会主催のスクールコンサートが宮崎市立大宮小学校にて開催されました。
大宮小学校は村上三絃道から車で15分程の場所にあり、全校児童約900名のマンモス校です。
梅雨の時期ではありましたが、天気に恵まれ演奏日和となりました。
9時20分になると児童が体育館へ移動。
900名いるとは思えないほど静かに移動し、演奏を今か今かと待っていました。
大きな拍手に迎えられ、ステージに上がると、更に大きな拍手で演奏者を迎えてくださって、演奏にも力が入りました。
「津軽じょんがら節」「天地創造」と2曲続けてお聴きいただきましたが、皆さん微動だにせず、演奏に釘付けになっていました。
風が運んだ日本のメロディでは、日本各地の民謡をメドレーでお聴きいただきました。
まずは沖縄県の「谷茶前節」、熊本県の「牛深ハイヤ節」、徳島県の「阿波おどりよしこの」、新潟県の「佐渡おけさ」、メドレー最後の曲は津軽三味線のふるさと、青森県の「津軽あいや節」。
「阿波おどりよしこの」で由宇月が「阿波おどりには踊りがあるんですよ!知ってますか?」と踊りをレクチャーすると、皆さん楽しそうに手を高く上げて踊っていました。
由宇月に選ばれた数名の児童が前に出て踊ると、「踊りたい!」と沢山の手が上がっていました。
とても元気の良い大宮小学校の皆さんです。
「阿波おどりよしこの」で盛り上がった後は、横笛のしっとりとした響きで「佐渡おけさ」。
メドレー最後は「津軽あいや節」。
唄、三味線、太鼓の力強い演奏を聴いていただきました。
皆さん、とても聴き上手で手拍子を打ったり、踊ったり、じっと聴いたりと曲に合わせて聴き方を変えていました。
メドレーの後に、由宇月が「メドレーで三味線を曲ごとに変えて演奏していたんですが、分かりましたか?」と質問すると「わかった!」という返事。
皆さん良く観察しながらメドレー見て聴いて下さいました。
メドレーに登場した三味線の紹介では、皆さんに三味線を持って、はじいていただきたかったのですが、児童数が多いため、1人の方にアシスタントをお願いしました。
「やりたい!」と沢山の手が上がりましたが、選ばれたのは5年生の男子T君。
沢山の中から選ばれ、嬉しそうにステージに上がってきてくれました。
最初に紹介したのは沖縄の三線(さんしん)。
「この三味線、メドレーの何県で登場してきたか分かりますか?」と由宇月が質問すると「おきなわけーん!」と大きな声で答えが返ってきました。
他の学校でも同じ質問をするのですが、数人の児童が分かっているという感じです。
ところが大宮小学校ではほとんどの皆さんが分かっていました。
本当に良く話を聞いて、良く観察をしている大宮小学校の皆さんです。
アシスタントのT君に三線をもってもらうと「重いです」という答え。
でもT君を見た感じは軽々と持っていました。
きっと想像していたよりも重かったんですね。
津軽三味線の時は、とても重かったようで「重~いです!」と足を踏ん張って一生懸命持っていました。
糸をはじいてもらうと、みんなから拍手をもらい嬉しそうなT君でした。
三味線の紹介の後は、「となりのトトロ」で有名な「さんぽ」を演奏いたしました。
皆さん立って、体を揺らしながら元気いっぱい歌ってくれました。
通常ならば、ここで10分間の休憩をはさむのですが、学校からの希望で休憩はとらず後半の演奏へ。
まずは「千本桜」からお聴きいただきました。
そして「ソーラン節」へ。
知ってる曲が続き、子ども達もノリノリです。
「ソーラン節」では、割れんばかりの掛け声が体育館中に響き渡りました。
「ソーラン節」で楽しんだ後は、三味線にチャレンジのコーナー。
各学年1名、先生1名が三味線にチャレンジ。
またまた「三味線をやりたい!」と沢山の手が上がり、選ぶのに一苦労いたしました。
選ばれた児童はとても嬉しそうにステージに上がり、演奏者から三味線の指導を受けました。
大宮小学校では、三味線の演奏に大事な「立腰」の姿勢を実践されており、あっという間に演奏できるようになりました。
三味線はバチの持ち方が独特で難しいのですが、皆さん上手に持って演奏していました。
もちろん、三味線のチャレンジは大成功!
チャレンジした皆さんから「ドキドキしたけど楽しかったです。」「バチを持つ手が痛かったです。」「初めて弾いたけど、いい音が出て良かったです。」と感想をいただきました。
皆さんのチャレンジの後は、演奏者も日本のリズムではないラテンのリズムにチャレンジ!
村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」で盛り上がりました。
コンサート最後の曲は、津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」で締め括りました。
皆さん手拍子を打たずに、演奏を目に焼き付けるように、しっかりと聴いていました。
演奏終了後は綺麗な花束と、大人顔負けのハキハキとした口調でお礼の言葉をいただきました。
今日はお忙しい所、来てくださってありがとうございます。
私のおばあちゃんも三味線を習っているので、今日の鑑賞教室をとても楽しみにしていました。
演奏を聴いてとても迫力がありました。
特にメドレーが心に残りました。
色々な民謡が聴けて、踊りや手拍子が楽しかったからです。
今日は本当にありがとうございました。
- 本日は大宮小学校にてスクールコンサート。
- 6月のじめじめした季節にプールの授業は気持ちよさそうでした。
- 先生のお話を真剣に聞く児童のみなさん。
- 児童の皆さんに自己紹介。
- 「阿波おどりよしこの」では前に出て踊りたいとたくさんの手が上がりました。
- 選ばれた児童のみなさん。
とても上手に踊れていました。 - 楽器紹介では5年生の男子児童にアシスタントをお願いしました。
- 「ソーラン節」では元気いっぱいの掛け声が体育館に響きました。
- チャレンジ・ザ・和楽器のコーナー。
先生は三線に挑戦。 - 最後にお礼の言葉と花束をいただきました。
大宮小学校の皆様、ありがとうございました。
主催:一般社団法人宮崎県教職員互助会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。