スクールコンサート in 対馬市立大調(おおつき)小学校
2017年10月18日(水)14時より、対馬市立大調(おおつき)小学校にてスクールコンサート。
対馬での秋のスクールコンサートが大調小学校からスタート。
開演に間に合わせるため、前日に対馬入りしました。
17日の朝5時に宮崎を出発、福岡まで移動し、博多港からフェリーで4時間、計8時間の移動時間で対馬へ。
台風の影響か6月に伺った時よりもフェリーは大きく揺れ、ちょっとドキドキの船旅でありました。
港に到着すると、爽やかな潮風。
イカを干す作業場も見えて、懐かしさでいっぱいになりました。
18日の初日は14時開演でしたので、出発もゆっくり。
学校に向かう途中、対馬の郷土料理「ろくべぇ」をいただきました。
「ろくべぇ」はサツマイモを主原料とする黒っぽい麺とプルプルした食感、サツマイモ由来のほのかな甘さが特色で、この黒っぽい色はサツマイモに含まれる色素によるものだそうです。
腰のある麺で初めての味わいに感動でありました。
さて、コンサートは津軽三味線の演奏の後、家元のトークから。
この「ろくべぇ」の話題からスタートしました。
しかし、麺が黒かったためか家元が「くろべえ」と間違って紹介。会場は大爆笑。
家元も笑いが止まらず・・・(笑)。
地域のお客様から「はちべえもあるよ!」と助け船も。
そんなやり取りで終始和やかな雰囲気に包まれました。
大調小学校児童は全部で6名。
今年度で閉校が決まっており、来年度からは神田小学校へ通うとの事。
児童にとっても、先生方・地域の皆さんにとっても思い出深いコンサートとなったようでした。
前半のステージ最後の曲は「対馬そびき唄」。
この日のために練習したという踊りを地域の皆さんの前で披露し、大変喜んでくださいました。
後半のステージの体験のコーナーでは、せっかくの機会ですから、児童全員に三線や細棹、津軽三味線を弾いてもらいました。重さの違いや糸の太さの違いに驚いているようでした。
休憩中に、三味線の撥の持ち方を指導し少しだけ練習したところ、上手に撥をもって構えて下さって驚きました。
よく話を聞き、見事な集中力でチャレンジ。しっかり前を向き堂々と演奏してくれました。
6名が奏でる姿に地域の皆さんも先生方も感動している様子でした。
最後に地域の皆さん、大調小学校の皆さんと集合写真。
別れを惜しみながらコンサートが終了しました。
片付けも終わり、家元が校長先生にご挨拶をして帰ろうとすると、児童が教室から飛び出して来てくれました。
ひとりひとりと握手をし、車に乗り込みましたが、いつまでも手を振って見送ってくれました。
感動の大調小学校スクールコンサートでありました。
- 大調(おおつき)小学校に到着しました。
- 今年度で閉校が決まっている大調小学校でのスクールコンサート。
演奏にも気合が入ります。 - 児童たちも真剣に聴いてくれました。
- 今回は児童全員に楽器を弾いてもらいました。
- 先生も三味線の弾き方をまねしてくださいました。
- この日のために練習してくれた「対馬そびき唄」の踊りを地域の皆さんの前で披露!
対馬市立大調(おおつき)小学校の皆さん、本当にありがとうございました。
主催:一般財団法人長崎県教職員互助組合、対馬市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。