スクールコンサート in 小林市立三松中学校
2017年11月28日(火)、14時55分より小林市立三松中学校にてスクールコンサート。
学校行事としての公演は通常、音楽と観劇を交互に行われているそうですが、音楽は「心」を育てるのにとても大切だということで、三松中学校では毎年音楽の鑑賞会を実施されているそうです。
9月には雅楽を鑑賞されたとのことで、本物に触れる機会を少しでも多く与えたいという先生方のお考えのようでした。
先生方の想いは生徒の皆さんにも伝わっているようで、元気はつらつ、陰ひなたのない綺麗な心で挨拶をしてくださいました。
演奏前、校長先生が心に染み入るお話をされました。
「皆さんはいろいろな教科を学習していますが、それぞれの教科には学ぶ意味が必ずあります。
音楽というのは心を育てる教科だと思っています。
将来生きていく中で絶対生活には音楽が欠かせないと思いますので、しっかりと演奏を聴いて心を育ててほしいと思います。
将来君たちが働きだしたときに、心というのは一番基本になるものだと思っています。」
挨拶の後には、生徒歓迎の言葉として代表の方が「今日は三松中学校に来てくださりありがとうございます。
私たちは今日の三味線の演奏をとても楽しみにしていました。
今後の音楽の授業に生かしていけるようしっかり聴きたいと思います。よろしくお願いします。」といただき、スクールコンサートがスタートしました。
色々な演奏を聴かれている皆さんですので、鑑賞態度は素晴らしく、演奏が終わると大きな拍手を送ってくださいました。
前半の部最後はふるさとの民謡、「新小林音頭」を演奏しました。
三松中学校では運動会で踊られているとのことで、数名の生徒の方と、先生が前に出て踊ってくださいました。
三味線と太鼓の生演奏で踊る「新小林音頭」は、初めてのことだったと思います。
10分間の休憩時間には、三味線に触れていただきました。
皆さん興味津々の様子で、目を輝かせながら三味線を持ってみたり、弦をはじいたりと楽しいふれあいの時間を過ごしました。
後半の部は「千本桜」「ソーラン節」と生徒の皆さんに馴染みのある曲を演奏。
楽しそうに手拍子をしたり、掛け声をかけたりと演奏を盛り上げてくださいました。
チャレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは、各学年2名の生徒と先生1名が選ばれ、三味線と三線にチャレンジしました。
三松中学校では三味線の演奏に大切な「立腰」を実践されており、堂々とした撥さばきで「ソーラン節」の演奏をされました。
演奏終了後には女子生徒から嬉しい感想をいただきました。
「今日は三松中学校に来て下さりありがとうございました。
普段だと聴くことのできない演奏を聴けて本当に良かったです。
私は三味線の演奏を生で聴いたことがなかったので、三味線の凄さに圧倒されました。
また、演奏中も楽しくてテスト期間中の私たちに、とても癒しの時間となりました。本当にありがとうございました。」
出演者全員に綺麗な花束もいただき、大きな拍手でお見送りしていただきました。
- 楽しそうに演奏を聴いて下さった生徒の皆さん。
- 「新小林音頭」を生演奏に合わせて踊りました。
- 先生も加わり大きな輪ができました!
- 今回の楽器紹介のアシスタントは男子生徒。
- 休憩時間にパシャリ。
かわいらしい笑顔を向けてくれました。 - チャレンジ・ザ・和楽器。
- 最後は「太陽じょんがら」で盛り上がりました!
- お礼の言葉と綺麗な花束をいただきました。
小林市立三松中学校の皆様、本当にありがとうございました。
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。