学校と地域を結ぶコンサート in 小林市立須木小学校・中学校
2017年7月13日(木)午前10時30分、須木総合ふるさとセンターにて「学校と地域を結ぶコンサート」。
村上三絃道創立45周年を記念し、県内5ヵ所で開催される「学校と地域を結ぶコンサート」の3回目は小林市須木の須木総合ふるさとセンターで開催されました。
梅雨も明け、青空の広がる爽やかな朝、会場到着は8時半。早朝にもかかわらず、先生方が楽屋、会場の準備をして待っていてくださいました。
ステージ袖には冷たいお茶や地元特産の栗や柚子を使った銘菓を用意して下さって、須木流の「おもてなし」に感激でした。
また、小林市教育委員会の中屋敷史生教育長、教育委員会の皆さん、小林市立須木小学校、小林市立須木中学校の校長先生、教頭先生も楽屋までわざわざご挨拶に来て下さって、楽しみに待っていて下さったと大歓迎して下さいました。
児童生徒は、小中学校合わせて50名ほど。中学校はホールから100メートルくらいの場所で徒歩移動ですが、小学生はバスで10時には会場に入って下さいました。
また、地域の皆さんにもたくさんお集まりいただきました。
開演5分前、須木小学校、校長先生のお話から始まりました。
校長先生は村上三絃道のことをよく調べていて下さって、今回の主旨、村上三絃道の活動について話されました。
子どもたちに「津軽三味線はどんな音色がするのか楽しみですね」と呼びかけると「は~い!」と小学生のかわいらしい声が会場いっぱいに広がりました。
村上三絃道のコンサートは津軽三味線だけではなく、民謡、太鼓も加わって、日本を代表する民謡もお聴きいただきますが、リズムに合わせて、体を動かして楽しそう。
日本各地の民謡をメドレーで紹介する「風が運んだ日本のメロディ」では、曲調に合わせて手拍子したり、手をあげて踊ってくれました。
前半のステージが終わり、休憩時間は三味線を実際に触っていただきました。
1列に並んでいただき、一人一人、弦をはじいてもらいました。
弦の振動と響きを体感し「すごーい!」と目をキラキラさせてくれました。
後半のステージは話題の曲「千本桜」から始まり、次に「ソーラン節」。
掛け声や手拍子で応援してくれました。
特に千本桜ではサビの部分をたくさんの子どもたちが歌ってくれました。
和楽器体験では、中学生3名小学生3名、合わせて6人の児童生徒の皆さんと中学校の先生が体験。
「簡単そうに弾いてるように見えたのですが、実際にひいてみると同じ姿勢で演奏するのは難しいのだと感じました」と先生のコメント。
児童生徒は、日頃の立腰の姿勢を生かし、楽しそうに弾いていました。
特に中学3年生は中学1年生の時に音楽の授業で三味線を体験していたようで、撥の持ち方もばっちりでした。
その後はにぎやかに村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」。
そして「津軽じょんがら節」。大きな拍手を送ってくれました。
幕が下りると同時に大きな拍手、そして「アンコール」の声。
リクエストをいただき「太陽じょんがら」を演奏致しました。
お礼の言葉
今日は私たちのためにコンサートを開いてくれて、ありがとうございました。
私は中学校1年生の時に音楽の授業で三味線の弾き方を習いました。
ですが、津軽三味線の音の力強さにびっくりしました。三味線だけでなく由宇月さんの歌のうまさにも感動しました。
また私の好きな曲も三味線で弾いてくれてうれしかったです。
これからは三味線はもちろん日本の楽器にも関心をもっていきたいと思います。
また、終演後、楽屋に訪ねて下さった地域の方は、11年前にも村上三絃道の演奏を見てサインをもらったと、サイン色紙を持って訪ねて下さいました。
当時の新聞記事も持ってこられて、話が弾みました。
新たにサインをさせていただきましたが、「次の機会にも是非サインをもらいに来ます」と熱く語って下さいました。
須木の皆様との縁の深さを感じた今回の「学校と地域を結ぶコンサート」。
心に残る1日となりました。
- 本日は須木総合ふるさとセンターにて学校と地域を結ぶコンサートです。
- 皆さん一緒に楽しく歌ってくれました!
- 休憩時間では三味線の弦をはじいてもらい、音の響きを体感してもらいました。
- 後半の「チャレンジ・ザ・和楽器コーナー」は、6人の児童生徒の皆さんと中学校の先生が体験!
- アンコールではリクエストをいただき、「太陽じょんがら」を演奏させていただきました。
- 女子生徒さんよりお礼の言葉と花束をいただきました。
- 小林市教育委員会の中屋敷教育長。
たくさんのお心遣いありがとうございました。
須木小中学校の皆様、先生方、本当にありがとうございました。
主催:村上三絃道45周年記念事業実行委員会
協力:宮崎市教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。