スクールコンサート in 佐世保市立天神小学校
2019年11月5日(火)、佐世保市立天神小学校にてスクールコンサート。
いよいよ本年度佐世保市のスクールコンサート最終週となりました。
元気に登校する子どもたちの挨拶を受け、綺麗な入り江の見える天神小学校に到着しました。
今回は中国へ演奏に出かけた華映の代わりに宗家の村上由哲が加わりコンサートを盛り上げてくれる事になりました。
9時40分子どもたちが体育館へ移動してきます。
教頭先生のお話の後、波の音と共に幕が開きました。
「津軽じょんがら節」、「天地創造」からコンサートは始まりました。
宗家と由宇月の「じょんがら節」の掛け合いが始まると、子どもたちが惹きつけられるようにしっかりと聴いてくれています。
二人の呼吸もピッタリ!演奏が終わると大きな拍手がおこりました。
メンバーの紹介が終わると『風が運んだ日本のメロディ』が始まります。
頭の中に日本地図を思い浮かべながら、沖縄から津軽三味線の故郷青森までを民謡で辿ってもらいました。
四国の「阿波踊りよしこの」では由宇月に連なり踊ってくれた子どもたち。
恥ずかしそうでしたが笑顔が印象的でした。
楽器紹介では一人のアシスタントを募集。
多くの希望者から5年生の男の子がステージへ上がってきてくれました。
まずは三線の音色で魔法にかかり沖縄の手踊りを楽しみ、次に細棹の優しい音色を聴きました。
最後の津軽三味線では三本の絃の音の違いをわかりやすく説明すると興味深々で聴いていてくれました。
津軽三味線を初めて持った感想を聞かれ、「重いです」と、慎重に持ってくれていましたが、重いもので10キロくらいありますと伝えると「えー!」とびっくりした様子の子どもたちでした。
前半の最後は映画『となりのトトロ』から「さんぽ」です。笑顔いっぱい歌いました。
10分間の休憩の後は子どもたちに人気の「千本桜」からスタートです。
どこの学校でも人気の曲。手拍子で応援してくれました。
5・6年生が運動会で踊ったという「ソーラン節」は三味線との初コラボ。
1年生から4年生が「ドッコイシヨー」「ソーラン、ソーラン」と大きな掛け声を掛けて元気に踊りました。
先生方も笑顔で温かく見守っておられ、大いに盛り上がりました。
次はお待ちかねの体験コーナーです。
先生を含んだ7名が「ソーラン節」に挑戦です。
緊張のなかステージに上がり、ものの1分程でレクチャーされます。
「では、いきますよ!」ゆっくりとソーラン節が始まり皆さん真剣な表情で弾いています。
左手で三味線を支え右手のバチで糸をならすのはなかなか難しいものです。
体験してくれた6年生の男の子は「簡単そうと思っていたけど、難しかった。」と見た目との違いを感じていたようでした。
コンサートはまだまだ続きます。
私たちのチャレンジの一曲、ラテンのリズムで「太陽じょんがら」です。
天神小学校の皆さんの笑顔がテーマになっていて、大きな手拍子の中私たちもノリノリで演奏できました。
最後の曲は津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」です。
今日のこの出逢いを大切にして子どもたちの心の中にいつまでも津軽三味線の音が残りますように、そしてありがとうの気持ちを込めて演奏させていただきました。
児童代表の方からお礼の言葉をいただきました。
今日は遠いところ僕たちの天神小学校へ来ていただきありがとうございました。
僕が気付いたことは、三本の絃で色んな音色が出せるということです。
指や手首のさばきによって、音の強弱や高さの変化が目まぐるしく変わってすごいと思いました。
日本の伝統楽器を生で見ることができてとてもいい経験になりました。
立派なお礼の言葉に目と耳と心で聴いてくれた事を感じとても嬉しく思いました。
- 地域の皆様も演奏を楽しまれていました。
- 由宇月の笛の音色が体育館に響きました。
- チャレンジ・ザ・和楽器のコーナー。
- 「ソーラン節」にチャレンジ。
- すぐに覚えて上手に弾いてくれました。
- 感謝の気持ちを込めて演奏させていただきました。
天神小学校の皆さんありがとうございました。
主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・佐世保市教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。