スクールコンサート in 都農町立都農南小学校
2020年11月13日(金)、10時20分より都農町立都農南小学校にてスクールコンサートが開催されました。
楽しみに待ってくださっていたスクールコンサートが様々なご配慮のお陰で実現しました。
通常は90分のコンサートですが再構成し70分で開催いたしました。
まずは担当の先生にご挨拶を賜り開演となりました。
今日の日を楽しみにしてきましたか?先生はとっても楽しみにしてきました。
今日は村上三絃道という名前の三味線を演奏して下さる方がいらっしゃいました。宮崎県はともかく、日本中を鑑賞していらっしゃいます。
そして外国にまで行って活動されている方々です。
日本の楽器、三味線は中国から伝わってきた楽器だそうです。見るのが楽しみですね。
今日は三味線の音色や音の重なり、そしてリズム、そういうものを感じながら心をたくさん動かしたり、頭で情景を浮かべたりしながら静かに聴いてください。
ではお呼びしましょう。村上三絃道の皆様、よろしくお願いします!
ご挨拶と大きな拍手とともに幕が開きました。
コロナ対策として隣との間隔を空けて椅子が並べられており、姿勢を正しマスクをした児童たちが食い入るように演奏者を見ていました。
オープニング曲は「津軽じょんがら節」。
迫力ある演奏にびっくりした様子でしたが、自己紹介で家元が「こんにちは~」と挨拶をすると、緊張が少しほぐれたようで笑顔がこぼれました。
「風が運んだ日本のメロディ」では色々な楽器が登場します。
三味線だけでも津軽三味線、細棹の三味線、沖縄の三線。太鼓は平太鼓、締太鼓、桶胴と3種類、そして鳴物の鉦。
これらの楽器に家元の唄、そして横笛も登場します。
児童たちは、ますます目を輝かせ、三味線を見たり、太鼓を見たりと大忙しです。
またメドレーの演奏で次から次に曲が変化するので、手拍子も曲によって変えなければなりません。
都農南小学校の皆さんは、上手に手拍子を打って曲の変化を楽しんでいました。
都農南小学校のある都農町は、町制施行100周年を迎えました。
都農町には「都農町音頭」という唄があります。
運動会の時に踊っているそうですが、この「都農町音頭」の制作に2代目家元も関わらせていただき、感謝状を平成2年にいただきました。
とても縁の深い都農町での「都農町音頭」の演奏となりました。
本来ならば、体育館に輪を作り踊っていただきたかったのですが、コロナ禍ですので手拍子で応援していただきました。
「都農町音頭」で前半の部は終了。
後半の部は宮崎ならではの綱引きの掛け声を使って制作した応援歌「えいえい!えいさー!」からスタート。
先生も児童も右手を高く振り上げ「えいえい!えいさー!」と盛り上がりました。
子ども達に大人気の「ソーラン節」では、掛け声をかけられないので手拍子で参加。
聴き馴染みのある曲で、楽しそうに聴いていました。
チャンレンジ・ザ・和楽器のコーナーでは各学年1名ずつ三味線にチャレンジしていただきました。
いつもは演奏者がチャレンジする児童を選ぶのですが、公演時間が短縮ということもあり、事前に代表の児童を決めていただきました。
嬉しそうにステージに上がって来る児童、不安そうに上がって来る児童と様々でしたが、三味線を持つとピシッと姿勢を正し、一生懸命バチを動かし演奏してくれました。
チャレンジした曲は「ソーラン節」。
チャレンジした児童からは「少し失敗したけど面白かったです。」「楽しかったので、もっと練習して上手になりたいです。」「見ている以上に難しくて、もっと練習してうまくなりたいです。」と嬉しい感想をいただきました。
チャレンジの後は、村上三絃道オリジナル曲「太陽じょんがら」。子ども達に大人気の一曲です。
演奏者は身体を揺らしながら、児童の皆さんは動きに合わせて手拍子で応援してくれました。
最後は津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節曲弾き」で終了いたしました。
代表の方より嬉しい感想をいただきました。
今日は僕たちのために三味線を演奏していただき、ありがとうございました。
特に最初の「津軽じょんがら節」や「都農町音頭」が心に残りました。
僕たちはあなた達の演奏で色んな体験ができました。
今日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
後日、学校のホームページでもご紹介いただきました。
■都農町立都農南小学校:鑑賞教室>>
都農南小学校の皆様、ありがとうございました。
- スクールコンサートスタートです!
- 家元・村上由宇月
- 総師範・村上華映
- 師範・村上由稀愛
- 「えいえい!えいさー!」では腕を高くあげて盛り上がりました。
- チャンレンジ・ザ・和楽器のコーナー
- 最後にお礼の言葉をいただきました。
主催:一般社団法人 宮崎県教職員互助会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。