スクールコンサート in 対馬市立豆酘(つつ)小学校
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2017年6月5日(月)午後、対馬市立豆酘小学校にてスクールコンサート。
午前中の厳原小学校のスクールコンサートが終わり、対馬最南端という豆酘小学校へ。
深い緑の山道を移動すること40分。
おだやかな海と共に見えてきたのが、豆酘小学校の美しい校舎でした。
平成12年に建てられたということで、クリーム色のモダンな素敵な建物でした。
ちょうど給食準備中の元気な子供たちの声が聞こえてきました。
会場は2階の多目的室。
機材や楽器の搬入・会場の準備を終え、控室に入ると先生方がお茶とお弁当の準備をして下さっていました。
おいしいお茶とお弁当をいただいた後はリハーサル。
今日のスクールコンサートを楽しみにしていたという生徒の1人が見学しに来ていました。
豆酘小学校の子どもたちは36名でしたが、それをはるかに超える100名ほどの地域の方々がお越しくださいました。
児童と地域の皆さんに迎えられ入場すると、会場は割れんばかりの大きな拍手。
座布団に正座して真剣に演奏を聴いて下さる児童の姿に感激でありました。
日本各地の民謡をメドレーで紹介する「風が運んだ日本のメロディ」では子どもたちばかりか、地域の皆さんも手をあげて踊ってくださる方もいらっしゃいました。
前半最後のコーナーではつしまそびき唄、歌えバンバンを披露。
つしまそびき唄では私たちの演奏に合わせて豆酘小学校の先生、子どもたちで踊ってくれました。
地域に根付く唄って素敵ですよね。
つづいて歌えバンバンも全員で歌いました。
実は1週間ほど前、教頭先生から村上三絃道に電話をいただきました。
全校皆で歌えるこの曲をぜひリクエストしたいという熱い思いを受けて和楽器バージョンを制作。
いつもの伴奏とは違う和楽器バージョンの歌えバンバン、子どもたちにはどんなふうに届いたでしょうか。
その後休憩時間は10分間。
休憩が終わる1分前には元の場所に、先生からご指導が入る前に座って待っていました。
休憩時間は児童の皆さんとのふれあいタイム。
弦を弾き音が出ると笑顔に。
後半のステージでは子どもたちに人気の曲「千本桜」そして「ソーラン節」子どもたちの元気な声が響きました。
和楽器体験コーナーでは、1~6年生までの6人、先生1人で演奏。
見守ってくれる子どもたちや地域の皆さんの温かい掛け声と手拍子の応援を受けて、張り切って演奏されて、三味線の音も力強く響きました。
撥の持ち方から丁寧に指導していきます。
児童の皆さんに大人気の「太陽じょんがら」
先生方から地域の方々がこんなにたくさんいらっしゃったのは初めてですとのお言葉や、津軽じょんがら節は感動して涙が出ましたとおっしゃっていただきました。
皆さんと記念撮影。また一つ思い出が増えました。
涙を浮かべながら握手でお見送りしてくださる地域の皆さんや、「またね」と元気に手を振ってくれた子どもたちの姿が目に焼き付いています。
私達の姿が見えなくなるまで手を振ってくださいました。
心に残る豆酘小学校スクールコンサート。
村上三絃道のドキュメンタリー番組を制作するために同行して下さったMRT宮崎放送の方々も感動して下さいました。
別れを惜しむ子どもたちに見送られながら、帰路につきました。
主催:一般財団法人長崎県教職員互助組合、対馬市教育委員会
後援:長崎県教育委員会
■写真撮影:酒生明子様(酒生哲雄写真事務所)
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。