スクールコンサート in 佐世保市立吉井南小学校
2022年11月7日(月)、佐世保市立吉井南小学校にて10時よりスクールコンサート。
スクールコンサートを鑑賞するのは約200名の全校児童の皆さん。先生の中に、昨年、相浦(あいのうら)小学校でコンサートをご覧になったとおっしゃる方がおられ、再会に嬉しくなりました。
9時30分になると子ども達が静かに体育館へ移動。
200名もいるとは思えない程、物音ひとつしませんでした。子ども達の準備が早く整ったため、コンサートを10分ほど早く始めることになりました。
校長先生からご挨拶をいただき幕が開くと、子ども達がきちんと体育座りをして演奏を聞いていました。
オープニングは「津軽じょんがら節」、そして村上三絃道のオリジナル曲「天地創造」を2曲続けて演奏。
普段聞く音楽とは違う三味線、ほとんどの児童が生で聞くのは初めてということでしたが、オープニングの約10分間の演奏を静かにじっくりと聞いている姿が印象的でした。
家元が「皆さん、おはようございます!」と挨拶をすると、「おはようございま~す!」と元気に挨拶をしてくれました。
家元からの質問にもハキハキと答えてくれて、元気いっぱいの吉井南小学校の皆さんです。「風が運んだ日本のメロディ」では、次から次に変わる曲の変化を手拍子をしたり、踊ったりして目と耳と心、そして体中で楽しみました。
- 生徒の皆さんにご挨拶。
- 手拍子で演奏を盛り上げてくれました
- 最後に村上三絃道のCDをプレゼントしました。
三味線の紹介では沖縄の「三線(さんしん)」、歌舞伎などで使われる三味線「細棹」、そしてコンサートの主役、青森県の「津軽三味線」の3種類を紹介。
コロナ禍で実際に持ってもらうことはできませんので、演奏者3名が1丁ずつ持って大きさの違いを見ていただき、重さは口頭でお伝えしました。津軽三味線は約10キロありますと言うと、「えー!!」とビックリしていました。
前半のステージ最後の曲は、皆さんが住んでいる長崎県の民謡で「長崎ぶらぶら節」。篠笛も加わり、しっとりと聞いていただきました。
後半のステージは「荷方節」の掛け合い演奏からスタート。そして子ども達に人気の「千本桜」、「ソーラン節」へと続きます。10月末に運動会が終わったばかりで、5、6年生が「ソーラン節」を踊ったそうです。せっかくですから三味線と太鼓に合わせて踊ってもらうことになりました。少し恥ずかしそうでしたが、曲が始まるとカッコいい踊りを披露してくれました。きっと生の演奏で「ソーラン節」を踊ることは最初で最後の経験だったかもしれませんね。
楽しい時間はあっという間に終わり、村上三絃道のオリジナル曲「太陽じょんがら」、「津軽じょんがら節曲弾き」でコンサートは終了。
幕が閉まると拍手がなりやまず、アンコールをいただきました。
アンコール曲は「太陽じょんがら」。「頑張ろう!元気!みなみ!」と掛け声、手拍子で盛り上がりました。
演奏終了後、代表の方より嬉しい感想をいただきました。
今日はお忙しい中、素敵な時間を作りに来て下さり、ありがとうございました。どの曲も思い出に残る曲でした。私は三味線を弾いている時の表情、掛け声、そして三味線の音がかっこいいなと思いました。そして、三味線の色んなところで音を出しているのがすごいと思いました。私は遅いリズムから早いリズムに変わるところが好きでした。そして音楽だけじゃなく色んな三味線の歴史を話してくださり、ありがとうございました。太鼓と笛と三味線の合わさり合った音も良かったです。三味線の種類によって弾き方などが違うのもすごいなと思いました。また素敵な演奏を聞かせてください。今日は本当にありがとうございました。
コンサートの模様は佐世保市立吉井南小学校のホームページにも掲載していただきました。
■佐世保市立吉井南小学校:スクールコンサート>>
帰り際には長崎の銘菓もいただきました
吉井南小学校の皆様、ありがとうございました。
主催:一般財団法人 長崎県教職員互助組合・佐世保市教育委員会
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。