スクールコンサート in 日向市立財光寺中学校
2017年10月31日(火)、14時10分より日向市立財光寺中学校にてスクールコンサート。
清々しい秋晴れの中、日向灘を眺めながら財光寺中学校へ移動。
財光寺中学校ではリクエストをいただき特別編成の和洋コラボレーションでの開催となりました。
ピアノの大西洋介さん、琴の井上さつきさんが加わり、プログラムもスペシャル版。
村上三絃道のスクールコンサートは、児童生徒の皆さんに良い音で鑑賞していただくため、音響スタッフも一緒に同行しております。
いつもは開演2時間前に学校へ入り音響の準備をするのですが、この日はスペシャルステージということで学校からのご協力をいただき、1時間早い3時間前に学校に入り準備をさせていただきました。
先生方もステージ上のセッティング等をお手伝いいただき、着々と準備が進んでいきました。
体育館がコンサート会場へと変わりました。
入念にリハーサルをし、ステージ横で開演を待っていると元気よく生徒たちが体育館へ移動。
先生の合図とともに、スペシャルステージがスタートしました。
オープニングは津軽三味線の代表曲「津軽じょんがら節」。
初めて聴く津軽三味線の迫力に驚いた様子でしたが、皆さん身を乗り出して真剣な表情で演奏を聴いてくださいました。
「津軽じょんがら節」の演奏のあとは、琴と横笛、津軽三味線で筝曲の名曲である「春の海」。
そしてピアノの調べが加わって、高千穂町に伝わる秋の草刈り唄「刈干切唄」。
ピアノから琴への共演となり、歌い方も元歌から正調へと変化しながら由宇月がしっとりと歌い上げました。
本来は尺八の伴奏で唄われる「刈干切唄」ですが、ピアノ、琴の伴奏のアレンジでの表現は、尺八とは一味違って幻想的な雰囲気が醸し出されました。
また、お琴は、この日のために13弦と17弦の琴を2面ご準備くださいました。
普通演奏される琴は13弦ですが、現代曲を奏でるためには17弦が必要となるそうです。
17弦は低音が響き、曲によって2面の琴を使い分けて演奏されました。
琴、横笛、津軽三味線、ピアノの楽器を紹介したあと、村上三絃道のオリジナル曲「天地創造」「月華」、そしてアストル・ピアソラ作曲の「リベルタンゴ」で前半のステージは終了。
10分間の休憩をはさみ、後半のステージはふるさとの唄からスタートいたしました。
後半のオープニングは、日向と言えば「日向ひょっとこ踊り」が有名ですので、横笛と鉦で日向ひょっとこ踊りのメロディを演奏しました。
皆さん踊りたいような雰囲気で日向ひょっとこ踊りのメロディを楽しんでいただき、日向の代表的なお祭り「日向十五夜祭り」で踊られる「日向十五夜音頭」を三味線と太鼓で演奏いたしました。
日向十五夜祭は毎年10月に開催され、生徒の皆さんにも馴染みのある曲でした。
「日向十五夜音頭」のあとは、再び琴とピアノも加わり、生徒の皆さんに人気の「千本桜」。
皆さん一緒に歌って下さって、手拍子を打ちながら楽しそうに聴いてくださいました。
三味線にチャレンジのコーナーでは、6名の生徒、1名の先生にチャレンジしていただきました。
三味線の演奏に大切なのは「立腰」の姿勢です。
ステージに上がっていない生徒の皆さんも一緒に「立腰」の姿勢を練習し、三味線のチャレンジに臨みました。
もちろん三味線のチャレンジは大成功。
チャレンジした生徒の中には、吹奏楽部の部長さんがおられて、ギター、ベース、パーカッションが得意とのこと。
「今まで三味線を弾いたことがなかったので、とても新鮮でした。」と感想をいただきました。
チャレンジのあとは、プログラム最後の演奏曲、ラテンのリズムの「太陽じょんがら」をノリノリで聴いていただき、大きな拍手をいただきました。
演奏終了後には、女子生徒から感想をいただきました。
今日は私達のために、来てくださりありがとうございました。
私は和楽器の演奏は聴いたことがあるけど、和と洋のコラボレーションは聴いたことがなかったので、とても貴重な体験となりました。
この体験をこれからの学校生活に活かしていきたいです。
今日は本当にありがとうございました。
村上三絃道からもお礼の気持ちを込めて「絃と弦」のCDをプレゼントいたしました。
- 財光寺中学校の校歌。
- 今回のスクールコンサートは和洋スペシャルステージということもあり、入念にリハーサルを行いました。
- 琴・井上さつき
- ピアノ・大西洋介
- 由宇月の歌声が会場に響きます。
- 楽器紹介。
- 和洋コラボでお届けしたスペシャルステージは大好評でした!
- 最後は「太陽じょんがら」で盛り上がりました!
日向市立財光寺中学校の皆様、ありがとうございました。
※学校からの許可をいただき、写真を掲載しております。