第128回目の登場は、新居浜支部名取の村上由輝緒(ゆきお)さん(本名:新田久栄)です。
由輝緒さんのお父様が村上三絃道の準師範ということもあり、子どもの頃から三味線の音色を聞いて育ちました。津軽三味線奏者の吉田兄弟がブームになった時、「こんな感じの三味線もあるんだな」と三味線に興味を持つようになりました。
結婚をし、仕事も辞め、時間に余裕が出来始めた頃、お父様から三味線を習うことになりました。せっかくですので、ご主人も一緒に習うことに。由輝緒さんはピアノを演奏されるので、音合わせはすぐにできたそうですが、思っていたよりもバチさばきが難しく苦労されたとのこと。
その後、新居浜支部師範の村上由輝健先生に師事されていましたが、名取に昇格されてからは家元からお稽古を受け、お父様の後を引き継ぎ、後進の指導に当たられています。それに伴い、ご主人の指導もされているそうです。
敬老会や公民館まつりなどでは、ご主人やお弟子さん方と一緒に演奏に行かれ、喜んでいただいているとのこと。これからも様々な演奏に向け、皆さんが楽しめるような曲をたくさん覚えていきたい!と抱負を語ってくださいました。
由輝緒さんの益々のご活躍をお祈りいたしております。
|