2016年6月21日(火)14時から15時半、五島市立岐宿小学校にてスクールコンサート。
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午前中、五島市立福江小学校のコンサートを終え、美しく咲き誇った紫陽花を眺めながら、岐宿小学校に移動。
岐宿小学校は143年の歴史ある学校ですが、今年度で閉校となり、岐宿小学校、山内小学校、川原小学校の3校が統合されます。
思い出作りのコンサートとして、地域の皆さんにも呼びかけをして、開催を待っていて下さいました。
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3年前に開催された雲仙市立南串第一小学校のスクールコンサートでお世話になった先生にも久しぶりに再会することができました。
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また、体育館入り口には先生方が待機されており、楽器、機材をテキパキと運んでくださいました。
ステージには児童の皆さんが書いた「ようこそ村上三絃道のみなさん」の文字や、墨で書かれた演奏者の名前、演奏プログラム、可愛い絵が飾られてあり、大歓迎して下さいました。 |
どこの学校も先生方の挨拶でスクールコンサートが始まりますが、岐宿小学校では子ども達の司会進行で
演奏がスタートいたしました。
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幕が開くと49名の子ども達、そして後方には60名ほどの地域の方が、子ども達を温かく見守りながら演奏を聞いて下さいました。
岐宿小学校の先生方は皆さん明るく、フットワークも軽いです。
そのせいか、子ども達も明るく元気いっぱいです。
1曲目の演奏が終わると、子ども達から「ブラボー!」という声が聞こえてきました。 |
沖縄県から青森県まで各県の民謡をメドレーで演奏する「風が運んだ日本のメロディ」では、体を揺らしながら楽しそう。
コンサートの盛り上げ方も上手な子ども達でした。
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この日は五島のケーブルテレビの撮影が入りました! |
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三味線の楽器紹介では、楽器の特徴がよく分かるように1人の児童の方に家元のお手伝いをしていただきます。
選ばれたのは6年生の男の子。
男の子が沖縄の三線の弦をはじく度に、子ども達、地域の方から「おぉ〜!」という歓声が沸き起こりました。 |
前半のステージ最後の演奏は、ふるさとの民謡です。
岐宿地区には「岐宿の子守唄」という、哀調あふれるとてもいい唄があります。
先生方や子ども達はご存知ないようでしたが、二代目家元が初代と共に28年ほど前に公演で五島に訪れた際、民謡研究家の松山勇先生にお会いして聞かせていただいた「岐宿の子守唄」を是非披露したいと担当の先生にお願いしたところ、コンサートに合わせて、練習してくれていたようでした。
先生が準備されていた歌詞を、スクリーンに映し出し、先生方、地域の方、そして子ども達とみんなで唄いました。会場には民謡の先生もお越しになっており、嬉しそうに演奏を聞いて下さいました。
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子ども達に大人気の「太陽じょんがら」では、体を揺らしながらノリノリで聞いてくださいました。
最後の演奏が終わり、幕が閉まると、拍手と共に子ども達から「アンコール!アンコール!」の声が聞こえてきました。子ども達のアンコールにお応えして、「ソーラン節」を演奏。
私達の演奏に合わせて子ども達が力強く踊ってくれました。 |
演奏終了後は学年の代表の皆さんが感想を述べて下さいました。
「かすかな音や日本の伝統の音などこれからも興味を持って耳を傾けたい」という小学生とは思えないような素晴らしい言葉も添えていただき、感激でした。
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最後は全員で記念撮影。
そして控室まで円陣を作って並んだ子ども達全員とハイタッチをして、退場。
先生方や子ども達とたくさん触れ合ったコンサートとなりました。
この日の模様は、五島のケーブルテレビで放映になるとのことで、カメラ2台で撮影されていましたが、
カメラマンの方も楽しそうに取材して下さいました。 |
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