第123回目の登場は、熊本県人吉支部由里華会 准師範の村上華織(本名:荒毛由加里)さんです。
ご存知の方も多いと思いますが、華織さんの師匠でもある人吉支部、総師範の由里華先生は小学校の教師をされていました。
師範の華陽さんも華映さんもそして、華織さんも先生の教え子であります。
また、華織さんと華映さんは同級生。
小学校3年生の時の担任の先生が由里華先生だったのです。
華映さんが三味線を習い始めたのが小学校3年生からでしたが、4年生に進級した際、華織さんを連れて由里華先生の家に遊びに行きました。そこで初めて三味線を持った華織さんは「習いたい!」と決心。
お母様や家族の応援もあり、三味線を習うことになりました。
それからは先に習い始めた華映さんを追い抜く勢いで上達され、中学2年生で名取、中学3年生で准師範に合格。
村上三絃道ジュニアの期待の星でしたが、中学校卒業後、福祉の道に進むことになり、大阪の病院に勤務。
三味線からは遠ざかってしまいましたが、1998年、関西一円で民音公演が開催された際、わざわざ大阪フェスティバルホールに見に来て下さって、家元やメンバー達と感動の再会を果たしました。
現在は地元人吉に戻られ、ケアマネージャーとして働いておられます。
三味線から離れて20年程経ちましたが、3年前、由里華先生に声をかけられ、再開することになりました。
昨年12月に開催された歳末たすけあいのステージに出演され、本格的な復帰となりました。
これからの目標は今まで習った曲を思い出し、弾けるようになること。
また、2歳のお嬢さんに民謡を習わせ、共演することだそうです。
間もなく親子共演の笑顔の様子をご紹介することになるでしょう。
華織さんの活躍にご期待下さいね。
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