15分の休憩の後、第2部は「季節（とき）が運んだ悠久の調べ」と題して、ジュニアの演奏からスタート。
和太鼓の岩切響一さんの太鼓で幕が上がり、宮崎西高校ダンス部の踊りが加わってソーラン節、牛深ハイヤ節と威勢の良い海の歌で賑やかに開幕となりました。
第2部は、1部とは異なるライブ感覚のステージで、由宇月のトークで進行。
前半は若手の活躍が目覚ましくコンサートタイトルの「春燦々」にぴったりの演奏が続きました。
津軽三味線、和太鼓、尺八のコラボ曲「天地創造」では、和太鼓奏者の岩切響一さん（21歳）、尺八の瀧北榮山さん（20歳）が感動的な音色を披露され、「春風」でギターと三味線のデュエット曲を披露した水永康貴さん（25歳）は切ない春を表現してくれました。
それぞれの個性が光る舞台はお客様に喜んでいただけたようでした。

若手のステージの後は、いよいよ家元・村上由哲の登場。
2013年5月に宮崎を中心に放映された宮崎トヨタのＣＭは大変話題になりましたが、映像でＣＭをご覧いただいた後、そのフルバージョンを初披露。
ドラムの宮園昌彦さん、ピアノの大西洋介さん、ウッドベースのジンギさんがベテランの味のある演奏で家元の津軽三味線をサポート。
ジャズの雰囲気漂う大人の舞台をご覧いただきましたが、ピンククラウンのイメージで採用された家元はピンクの振袖姿で登場し、ご好評をいただきました。

演奏後は、家元が歌の披露。
美空ひばりを尊敬する家元が「ひばりJAZZコレクション」と題して「人生一路」「車屋さん」「愛燦々」を感動的に歌いあげ拍手喝采をいただきました。

また、3回連続でレギュラー出演していただいている男性コーラスＢＢＴは、山口百恵さんの「いい日旅立ち」で出演。
会場のお客様も共に口ずさんでいただき、大変温かなステージとなりました。

「春燦々〜音が人を結ぶ」コンサートのフィナーレは、歌詞を公募して制作した人と地域の応援歌「燦々七拍子〜未来へ」。
宮崎市制90周年をお祝いして、宮崎の小学校、中学校82校にＣＤと楽譜を贈呈させていただきました。
ご多忙の中、宮崎市の二見俊一教育長がご来場下さり、贈呈式を行うことが出来ました。
二見教育長は、大変気さくな方で、「通勤途中のバス停で家元のポスター写真を毎日拝見してますが、まさか本物に会えるとは思っていませんでした！」とユーモアを交えながら嬉しいお言葉をいただきました。
この「燦々七拍子〜未来へ」は応援団のリズム三々七拍子がベースに取り入れられています。
家元のトークと誘導で、会場のお客様も共に手拍子。
宮崎西高校ダンス部の躍動的なダンスが加わり、出演者総出演で笑顔いっぱい、元気いっぱいの舞台となりました。
コンサートバージョンとして、途中に「太陽じょんがら」も挿入されたバージョンで、披露させていただきました。

お陰様で満員御礼のお客さまにご来場を賜り、盛況のうちに終了することができました。ありがとうございました。

４月２日付宮崎日日新聞に記事が掲載され、公演の様子を書いていただきました。

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次回の公演は4年後。
平成30年の村上三絃道創立45周年記念公演として開催いたします。
今後ともご支援の程どうぞよろしくお願い致します。